音語り ~ヴィオラ奏者 村上淳一郎さんをお迎えして〜 vol.6

語りとは?

◆日時
2023.8/2 (水) 19:00開演(21:00終演予定)/ 18:30開場

※はじめの約30~40分はレクチャーですので途中入場もお気軽に

※7/29-8/1 公開リハーサルもあります!

◆会場
としま区民センター 多目的ホール(8・9階)
東京都豊島区東池袋1-20-10
JR他各線「池袋駅」(東口)より徒歩7分

◆チケット
一般 4500円
大学生 3000円
高校生以下 2000円

※当日現金でお支払いください
※学生の方は学生証をご提示ください
※未就学児は、残念ながらお聞きになれません
※小学生で、静かに2時間ほど聴いていられるお子さんはお越しくださいませ

※公開リハーサルにご参加の方はコンサート500円引きになります

◆曲目
・クルークハルト(1847-1902) / レーナウの詩によるオーボエ、ヴィオラとピアノのための5つの幻想小曲集「葦の歌」作品28
(Ob.岡 Pf.堀部 Va.村上)


・ベートーヴェン (1770-1827) / 弦楽五重奏曲 ハ長調 作品29 より第1楽章
(Vn.1本郷 Vn.2 廣海 Va.1原田 Va.2村上 Vc.加藤)


・モーツァルト(1756-1791) / ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364(弦楽六重奏版:編曲者不詳)
(Vn.1加藤 Vn.2本郷 Va.1村上 Va.2落合/原田/後藤 Vc.1門脇 Vc.2丸山/加藤)

◆出演
オーボエ:岡北斗、ピアノ:堀部ともよ、
ヴァイオリン:加藤えりな、廣海史帆、本郷幸子
ヴィオラ:落合なづき、後藤俊太郎、原田友一、村上淳一郎
チェロ:加藤歩、門脇大樹、丸山泰生

◆概要
広く一般の方々に音楽に親しんで、深めていただこうと始まったお話しコンサート「音語り」。世界的に活躍されているヴィオラ奏者 村上淳一郎さんをゲストにお招きする音楽寺子屋は、今回で6回目。村上さんの美しく深い音色や、本質をつく言葉に魅了されるファンが毎年増えていくほどの大人気の企画です。
今回は、前半は、19世紀半ばのドイツの作曲家 アウグスト・クルークハルトが、詩人レーナウの詩にインスパイアされて書いた「葦の歌」を取り上げます。シューマンやメンデルスゾーン、リスト、シュトラウスにも用いられていたというレーナウの詩を、クルークハルトがいかにして音楽で表現したのか、すでに完成されたその詩を音楽にすることで、新たな深みがそこに加わり、耳から全身に伝わっていくことの作品の素晴らしさを村上さんが、紐解いていきます。「言葉と音楽」をテーマにしたレクチャーコンサート形式で、解説のあと、全曲を通してお聞き頂きます。後半は、モーツァルトの協奏交響曲。広く知られているこの曲の弦楽六重奏版は、新鮮な響きとアンサンブルを紡ぎ出します。
音楽寺子屋の醍醐味ともいえるそのリハーサルも公開します!リハーサルでは、クルットハルトの作品をさらに細部に渡って時間をかけて味わっていきます。聞きにいらした皆さまと共に、音楽とは何ぞや生きるとは何ぞやと、問いかけ、わいわい楽しみ、音楽を味わい尽くす熱き5日間。どうぞお楽しみください。(主宰:本郷幸子)

●村上 淳一郎(むらかみじゅんいちろう / ヴィオラ)

‘77年生まれ。桐朋学園大学卒業。ヴィオラを店村眞積、室内楽を山崎伸子、ゴールドベルク山根美代子、原田幸一郎、の各氏に師事。サイトウキネンフェスティヴァル、宮崎音楽祭、木曽音楽祭、大垣音楽祭、倉敷音楽祭、湯布院音楽祭、小布施音楽祭、等に出演。東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、仙台フィルハーモニー交響楽団等で客演首席奏者を務める。2004年より文化庁新進芸術家海外派遣員としてイタリア、フィレンツェに留学。ケルビーニ音楽院でヴィオラをアウグスト・ヴィスマーラ氏に師事。大垣音楽祭最優秀新人賞、東京室内楽コンクール第1位、2005年、トリエステ国際コンクール第1位(イタリア,トリエステ) 当時のイタリア大統領チャンピ氏より金メダルを授与される他、イタリア全土、ヨーロッパ各地で計60回のコンサートを提供される。2008年、ヴィットリオ・グイ国際コンクール第1位(イタリア,フィレンツェ)。ゲヴァントハウス管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、バンベルク交響楽団等でゲスト首席奏者として出演他、ソリスト、室内楽奏者として、ヨーロッパ各地で活動した。2021年8月までケルン放送響首席ヴィオラ奏者を務め、2021年10月よりNHK交響楽団首席ヴィオラ奏者。

●岡 北斗(おか ほくと / オーボエ)

© New Japan Philharmonic

愛知県立芸術大学卒業。卒業時にヤマハ管楽器新人演奏会に出演。東京藝術大学大学院修士課程修了。その後ベルリンへ留学。ベルリン国立歌劇場管弦楽団首席オーボエ奏者G.ヴィット氏に師事。ドイツ国立ロストック音楽・演劇大学にて国家演奏家資格を取得し帰国。リゾナーレ音楽祭、草津国際音楽アカデミー&フェスティバル、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭、北九州国際音楽祭、軽井沢国際音楽祭等へ出演。これまでにオーボエを森田摂子、蠣崎耕三、渡辺潤也、小畑善昭、小林裕、O.ヴィンター、G.ヴィットの各氏に師事。東京ジュニアオーケストラソサエティ講師。愛知県立芸術大学及び桐朋学園大学非常勤講師。横浜シンフォニエッタメンバー。藝大フィルハーモニア管弦楽団を経て2022年8月より新日本フィルハーモニー交響楽団 首席オーボエ奏者。

●堀部 友予(ほりべ ともよ / ピアノ)

東京音楽大学器楽科ピアノ専攻卒業。東京音楽大学大学院鍵盤楽器専攻室内楽研究領域修了。ピアノを日比谷友妃子、武田真理、花房伸江に師事。青柳いづみこに師事。室内楽をクラリネット奏者吉田誠に師事。2009年ピアノデュオリサイタル開催。2020年9月より作品や時代背景まつわるエピソードをとことん語る演奏会「おはなし!クラシック」を開催中。2019年マリンバとのデュオ【ともよあずさ】でCD発売。毎年リサイタルを開催中。

●加藤 えりな(かとう えりな / ヴァイオリン)

全日本学生音楽コンクール福岡大会第1位。東京芸大附属高校を卒業後パリへ留学。パリ国立高等音楽院をヴァイオリン、室内楽ともにプルミエ・プリを得て卒業。ヴィエニアフスキ(ジュニア)、シュポア、リピツァなどの国際コンクールで入賞及び特別賞受賞。南西ドイツフィルハーモニー、東京都交響楽団などと共演。熱狂の日音楽祭(仏、日本)、NHK-FM名曲リサイタル、東京・春・音楽祭などに出演。ソロ、室内楽、オーケストラなど幅広く活動中。東京芸術大学講師。芸大フィルハーモニア管弦楽団、横浜シンフォニエッタのメンバー。

●廣海 史帆(ひろみ しほ / ヴァイオリン)

東京藝術大学を経て、同大学大学院を修了。これまでに、佐々木晶子、久合田緑、田中千香士、原田幸一郎、若松夏美、アレッサンドロ・モッチアの各氏に師事。第22回古楽コンクール〈山梨〉最高位、併せて栃木・蔵の街音楽祭賞を受賞。2007、08年、パリ・シャンゼリゼ管弦楽団より奨学金を受け、サント・ヨーロッパ音楽アカデミーに参加。NHK-FM「名曲リサイタル」、旧奏楽堂デビューコンサート等に出演。また、バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカ、レ・ボレアード、横浜シンフォニエッタ等の公演・録音に多数参加している。

●本郷 幸子(ほんごう さちこ / ヴァイオリン)

都立小石川高校、東京藝術大学、ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学を卒業。これまでに、長尾治代、山崎貴子、緒方恵、篠崎史紀、澤和樹、塚原るり子、Prof.Eckhard Fischer、Prof.Winfired Rademacherの各氏に師事。札幌 Pacific Music Festival(PMF)、ドイツ シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、フランスナント市 ラ・フォル・ジュルネ音楽祭などに招聘され出演。ヘッセン州立ヴィースバーデン歌劇場オーケストラ、上野学園大学にて勤務。ドイツに8年在住。現在は、横浜シンフォニエッタシーズンメンバー、千葉交響楽団首席客演、古楽器によるオルケストル・アヴァンギャルドなど、幅広く活動。大切なライフワークの一つとしてお話コンサート「音語り」を主宰。赤ちゃんと楽しむ子育て音楽サロン、若い演奏家を育てるプロジェクト、また物理、医学、美術史、舞踊など、異分野とのコラボーレーションも好評を博している。弾き手と聞き手、舞台と客席、プロフェッショナルとアマチュアという様々な垣根を越えて、インタラクティヴな場を作り、裾野が広がり、それがきっかけで、音楽を愛する人が一人でも増えていくとよいなと願い、この企画を続けている。

●落合 なづき(おちあい なづき / ヴィオラ)

東京都出身。洗足学園音楽大学並びに大学院修了。ヴァイオリンを関戸美樹氏、堀越みちこ氏に、ヴィオラを安藤裕子氏に、室内楽を沼田園子氏、須田祥子氏、井野邉大輔氏に師事。元テアトロ・ジーリオ・ショウワオーケストラ団員。第28回日本クラシック音楽コンクール室内楽部門第5位入賞。第23回日本演奏家コンクール第2位。東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団ヴィオラ奏者。

●後藤 俊太郎(ごとう しゅんたろう / ヴィオラ)

上野学園大学演奏家コース卒業。その後ハンガリー国立リスト音楽院修士課程、また室内楽postgraduate特別課程を修了。これまでにヴィオラを恵谷真紀子、今井信子、須藤三千代、Péter Bársonyに師事。室内楽を曽根麻矢子、原田禎夫、Attila Falvay、Judit Szabó、Péter Kissに師事。

●原田 友一(はらだ ゆういち / ヴィオラ)

相愛大学において竹内晴夫氏に、そしてマスタークラスやプライベートレッスンにてライナー・モーク氏、アミハイ・グロス氏に学ぶ。2013年にムラマツリサイタルホール(大阪)にて、原田友一ヴィオラ・リサイタル The 1stを開催。これまでに上記両氏のほか、上野博孝、村上淳一郎、柳瀬省太氏に師事。2018年9月〜2019年8月迄、アソシエイト・プレイヤーとして兵庫芸術文化センター管弦楽団に在籍。在阪のオーケストラはもとより、2013年に東京に拠点を移し、室内楽、オーケストラ、レコーディングなど、幅広く活動。

●加藤 歩(かとう あゆむ / チェロ)

幼少より才能教育研究会 スズキメソードでチェロをはじめる。これまでチェロを寺田義彦、松本ゆり子、毛利伯郎の各氏に師事。上野学園大学を卒業。現在、桐朋学園大学音楽学部カレッジ・ディプロマ・コース在籍。

●門脇 大樹(かどわき ひろき / チェロ)


東京芸術大学音楽学部附属高校を経て、同大学卒業。日本クラシック音楽コンクール第1位及びグランプリ。第5回ビバホールチェロコンクール第3位。第74回日本音楽コンクール第3位。ザルツブルグ=モーツァルト国際室内楽コンクール第1位。平成28年度エネルギア音楽賞受賞。東京芸術大学卒業後、ロームミュージックファンデーションより奨学金を得て、レッジョエミリア音楽院で研鑽を積む。ロリンマゼール指揮、シンフォニカトスカニーニのベートーヴェン交響曲全曲演奏会に参加。その後アムステルダム国立音楽院にてアンナービルスマのマスタークラスを受講。現在東京音楽大学非常勤講師。元神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席奏者。

●丸山 泰生(まるやま やすお / チェロ)

13歳よりチェロを始める。チェロを金木博幸、小川和久、室内楽を岡田伸夫、名倉淑子の各氏に師事。また室内楽セミナー「秋吉台の響き」に参加し、藤原真理氏に師事。湘南鎌倉フィルハーモニック管弦楽団、をはじめ、オーケストラ、室内楽で活動中。

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