音語り 公開リハーサル&レッスン

8/2のコンサートためのリハーサルを公開します。ヴィオラ奏者 村上淳一郎さんと皆で、本番までの4日間、音楽とじっくり向き合います。村上さんのふとした一言、説得力のある音色で、まるで魔法のように音楽がみるみる息づき、変化していきます。演奏家が、どのように楽譜を読み込み、音楽と向き合い、一体となっていくのか。どのように音にを加え、をつけ、を与えていくのか。そのプロセスを見ることは、他の分野にも共通し、発見があることと思います。公開レッスンも行います。少し聞いてみたいなという方も、一日中たっぷり浸りたいという方も大歓迎。音楽の専門的な内容に留まらず、様々な視点から、様々なことを音楽を通してみんなで考える音楽寺子屋です!この貴重な機会をお聞き逃しなく。

◆参加費
2500円(一般)
3000円(一般/朝から晩までまる一日券)
2000円(学生)

※公開リハーサルご参加の方は、コンサートは500円引きになります!

◆会場
澤田写真館
東京都文京区本駒込4-39-9

◆日時
7/29(土)
10:45-12:15 ベートーヴェン
13:30-15:00 ベートーヴェン/モーツァルト(2楽章 Vc.1丸山)
15:20-17:15クルックハルト(ob.大隈淳幾)
18:30-20:30 ◆公開レッスン(シューマン/詩人の恋 Va.落合なづき、Pf.権田晃朗)

7/30(日)
10:45-12:15 モーツァルト(1楽章、2楽章?)
13:30-15:00 モーツァルト(2楽章、3楽章)
15:30-17:00 クルックハルト
17:15-19:00 クルックハルト 

7/31(月)
11:00-12:30 ベートーヴェン
13:45-15:00 ベートーヴェン? /モーツァルト(1楽章)
15:30-17:30 モーツァルト(3楽章/2楽章)
18:30-20:30 クルックハルト

8/1(火)
11:00-12:30 ベートーヴェン
13:30-15:30 クルックハルト
16:00-17:30 モーツァルト(1、2楽章)
17:45-19:15 モーツァルト(2、3楽章)

※時間は、リハーサル進み具合で、多少伸び縮みすることがございます。ご了承くださいませ。

◆曲目
・ベートーヴェン (1770-1827) / 弦楽五重奏曲 ハ長調 作品29 より第1楽章
(Vn.1本郷 Vn.2 廣海 Va.1原田 Va.2村上 Vc.加藤)

・クルークハルト(1847-1902) / レーナウの詩によるオーボエ、ヴィオラとピアノのための5つの幻想小曲集「葦の歌」作品28
(Ob.岡 Pf.堀部 Va.村上)

・モーツァルト(1756-1791) / ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364(弦楽六重奏版:編曲者不詳)
(Vn.1加藤 Vn.2本郷 Va.1村上 Va.2落合/原田/後藤 Vc.1門脇 Vc.2丸山/加藤)

◆出演
オーボエ:岡北斗、大隈 淳幾(7/29のみ)
ピアノ:堀部ともよ、権田 晃朗(7/29 公開レッスン)
ヴァイオリン:加藤えりな、廣海史帆、本郷幸子
ヴィオラ:落合なづき、後藤俊太郎、原田友一、村上淳一郎
チェロ:加藤歩、門脇大樹、丸山泰生

●村上 淳一郎(むらかみ じゅんいちろう / ヴィオラ)


桐朋学園にてヴィオラを店村眞積氏、室内楽を山崎伸子、ゴールドベルク山根美代子の各氏に師事。同大学を卒業後、文化庁新進芸術家海外派遣員としてイタリア、フィレンツェに留学。ケルビーニ音楽院にてヴィオラをアウグスト・ヴィスマーラ氏に師事。トリエステ国際コンクール第1位(イタリア,トリエステ) 当時のイタリア大統領チャンピ氏より金メダルを授与される他、イタリア全土、ヨーロッパ各地で約50回のコンサートを提供される。ヴィットリオ・グイ国際コンクール第1位(イタリア,フィレンツェ)。2009年イタリアからドイツに移りケルン放送交響楽団ソロヴィオリストに就任、ゲヴァントハウス管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、バンベルク交響楽団等で客演首席奏者として出演の他、ヨーロッパ各地の音楽祭で室内楽奏者や独奏者として出演。2021年10月よりNHK交響楽団首席ヴィオラ奏者。

・大隈 淳幾(おおくま あつき/ オーボエ 7/29のみ)

熊本市出身。上野学園大学音楽学部演奏家コースに特待生として入学。同大学を首席卒業時に学内卒業演奏会へ出演、ならびに皇居内桃華楽堂にて御前演奏を行う。その後、桐朋学園大学研究生修了。現在はフリーランスのプレイヤーとして、首都圏を中心とした全国のプロオーケストラ、吹奏楽団において多数の客演を務めるほか、アーティストのツアーやレコーディングへの参加、また室内楽やソロでの活動も積極的に行なっている。第1回K木管楽器コンクール第1位。第34回および第37回日本管打楽器コンクール入選。2019年に熊本にて、2021年、2022年に東京にてリサイタルを開催。また、鹿児島大学学友会管弦楽団、熊本交響楽団の定期演奏会において、W.A.モーツァルト、R.シュトラウスのオーボエ協奏曲のソリストを務める。


・権田 晃朗(ごんだ ひろあき/ピアノ 7/29 公開レッスン)


桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)、桐朋学園大学音楽学部を経て、桐朋学園大学院大学修士課程を修了。第7回横浜国際音楽コンクール大学生の部ピアノ部門第3位。第6回東京ピアノコンクール協奏曲部門第1位ならびに全部門通じての最優秀賞グランプリを受賞。桐朋ピアノコンチェルトコンペティション上位入賞。富山オーバードホールにて桐朋アカデミーオーケストラによる協奏曲の夕べに出演。第2回ベストオブアンサンブル金沢に入賞。第18回ルーマニア国際音楽コンクールピアノ部門第3位。毎年、年に2回ピアノコンサートを行い、演奏活動を多数行っている。YouTubeで権田晃朗のチャンネルにて癒しピアノ他ストリートピアノなど様々なジャンルの曲を演奏している。またKoron Studio のチャンネルにてソロライブ配信を毎月配信している。2023年10月28日 白寿ホールにてピアノコンサートを予定。これまでにピアノを早川ますみ、江澤聖子、岡田博美、田部京子、中井恒仁、花岡千春、若林顕各氏に師事。

●岡 北斗(おか ほくと / オーボエ)

© New Japan Philharmonic

© New Japan Philharmonic

愛知県立芸術大学卒業。卒業時にヤマハ管楽器新人演奏会に出演。東京藝術大学大学院修士課程修了。その後ベルリンへ留学。ベルリン国立歌劇場管弦楽団首席オーボエ奏者G.ヴィット氏に師事。ドイツ国立ロストック音楽・演劇大学にて国家演奏家資格を取得し帰国。リゾナーレ音楽祭、草津国際音楽アカデミー&フェスティバル、ラ・フォル・ジュルネ音楽祭、北九州国際音楽祭、軽井沢国際音楽祭等へ出演。これまでにオーボエを森田摂子、蠣崎耕三、渡辺潤也、小畑善昭、小林裕、O.ヴィンター、G.ヴィットの各氏に師事。東京ジュニアオーケストラソサエティ講師。愛知県立芸術大学及び桐朋学園大学非常勤講師。横浜シンフォニエッタメンバー。藝大フィルハーモニア管弦楽団を経て2022年8月より新日本フィルハーモニー交響楽団 首席オーボエ奏者。

●堀部 友予(ほりべ ともよ / ピアノ)

東京音楽大学器楽科ピアノ専攻卒業。東京音楽大学大学院鍵盤楽器専攻室内楽研究領域修了。ピアノを日比谷友妃子、武田真理、花房伸江に師事。青柳いづみこに師事。室内楽をクラリネット奏者吉田誠に師事。2009年ピアノデュオリサイタル開催。2020年9月より作品や時代背景まつわるエピソードをとことん語る演奏会「おはなし!クラシック」を開催中。2019年マリンバとのデュオ【ともよあずさ】でCD発売。毎年リサイタルを開催中。

●加藤 えりな(かとう えりな / ヴァイオリン)

©︎noriko honjo

全日本学生音楽コンクール福岡大会第1位。東京芸大附属高校を卒業後パリへ留学。パリ国立高等音楽院をヴァイオリン、室内楽ともにプルミエ・プリを得て卒業。ヴィエニアフスキ(ジュニア)、シュポア、リピツァなどの国際コンクールで入賞及び特別賞受賞。南西ドイツフィルハーモニー、東京都交響楽団などと共演。熱狂の日音楽祭(仏、日本)、NHK-FM名曲リサイタル、東京・春・音楽祭などに出演。ソロ、室内楽、オーケストラなど幅広く活動中。東京芸術大学講師。芸大フィルハーモニア管弦楽団、横浜シンフォニエッタのメンバー。

●廣海 史帆(ひろみ しほ / ヴァイオリン)

東京藝術大学を経て、同大学大学院を修了。これまでに、佐々木晶子、久合田緑、田中千香士、原田幸一郎、若松夏美、アレッサンドロ・モッチアの各氏に師事。第22回古楽コンクール〈山梨〉最高位、併せて栃木・蔵の街音楽祭賞を受賞。2007、08年、パリ・シャンゼリゼ管弦楽団より奨学金を受け、サント・ヨーロッパ音楽アカデミーに参加。NHK-FM「名曲リサイタル」、旧奏楽堂デビューコンサート等に出演。また、バッハ・コレギウム・ジャパン、オーケストラ・リベラ・クラシカ、レ・ボレアード、横浜シンフォニエッタ等の公演・録音に多数参加している。

●本郷 幸子(ほんごう さちこ / ヴァイオリン)

都立小石川高校、東京藝術大学、ドイツ国立トロッシンゲン音楽大学を卒業。これまでに、長尾治代、山崎貴子、緒方恵、篠崎史紀、澤和樹、塚原るり子、Prof.Eckhard Fischer、Prof.Winfired Rademacherの各氏に師事。札幌 Pacific Music Festival(PMF)、ドイツ シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、フランスナント市 ラ・フォル・ジュルネ音楽祭などに招聘され出演。ヘッセン州立ヴィースバーデン歌劇場オーケストラ、上野学園大学にて勤務。ドイツに8年在住。現在は、横浜シンフォニエッタメンバー、千葉交響楽団首席客演、古楽器によるオルケストル・アヴァンギャルドなど、幅広く活動。大切なライフワークの一つとしてお話コンサート「音語り」を主宰。赤ちゃんと楽しむ子育て音楽サロン、若い演奏家を育てるプロジェクト、また物理、医学、美術史、舞踊など、異分野とのコラボーレーションも好評を博している。弾き手と聞き手、舞台と客席、プロフェッショナルとアマチュアという様々な垣根を越えて、インタラクティヴな場を作り、裾野が広がり、それがきっかけで、音楽を愛する人が一人でも増えていくとよいなと願い、この企画を続けている。

●落合 なづき(おちあい なづき / ヴィオラ)

東京都出身。洗足学園音楽大学並びに大学院修了。ヴァイオリンを関戸美樹氏、堀越みちこ氏に、ヴィオラを安藤裕子氏に、室内楽を沼田園子氏、須田祥子氏、井野邉大輔氏に師事。元テアトロ・ジーリオ・ショウワオーケストラ団員。第28回日本クラシック音楽コンクール室内楽部門第5位入賞。第23回日本演奏家コンクール第2位。東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団ヴィオラ奏者。

●後藤 俊太郎(ごとう しゅんたろう / ヴィオラ)

上野学園大学演奏家コース卒業。その後ハンガリー国立リスト音楽院修士課程、また室内楽postgraduate特別課程を修了。これまでにヴィオラを恵谷真紀子、今井信子、須藤三千代、Péter Bársonyに師事。室内楽を曽根麻矢子、原田禎夫、Attila Falvay、Judit Szabó、Péter Kissに師事。

●原田 友一(はらだ ゆういち / ヴィオラ)

相愛大学において竹内晴夫氏に、そしてマスタークラスやプライベートレッスンにてライナー・モーク氏、アミハイ・グロス氏に学ぶ。2013年にムラマツリサイタルホール(大阪)にて、原田友一ヴィオラ・リサイタル The 1stを開催。これまでに上記両氏のほか、上野博孝、村上淳一郎、柳瀬省太氏に師事。2018年9月〜2019年8月迄、アソシエイト・プレイヤーとして兵庫芸術文化センター管弦楽団に在籍。在阪のオーケストラはもとより、2013年に東京に拠点を移し、室内楽、オーケストラ、レコーディングなど、幅広く活動。

●加藤 歩(かとう あゆむ / チェロ)

幼少より才能教育研究会 スズキメソードでチェロをはじめる。これまでチェロを寺田義彦、松本ゆり子、毛利伯郎の各氏に師事。上野学園大学を卒業。現在、桐朋学園大学音楽学部カレッジ・ディプロマ・コース在籍。

●門脇 大樹(かどわき ひろき / チェロ)


東京芸術大学音楽学部附属高校を経て、同大学卒業。日本クラシック音楽コンクール第1位及びグランプリ。第5回ビバホールチェロコンクール第3位。第74回日本音楽コンクール第3位。ザルツブルグ=モーツァルト国際室内楽コンクール第1位。平成28年度エネルギア音楽賞受賞。東京芸術大学卒業後、ロームミュージックファンデーションより奨学金を得て、レッジョエミリア音楽院で研鑽を積む。ロリンマゼール指揮、シンフォニカトスカニーニのベートーヴェン交響曲全曲演奏会に参加。その後アムステルダム国立音楽院にてアンナービルスマのマスタークラスを受講。現在東京音楽大学非常勤講師。元神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席奏者。

●丸山 泰生(まるやま やすお / チェロ)

13歳よりチェロを始める。チェロを金木博幸、小川和久、室内楽を岡田伸夫、名倉淑子の各氏に師事。また室内楽セミナー「秋吉台の響き」に参加し、藤原真理氏に師事。湘南鎌倉フィルハーモニック管弦楽団、フォイヤーヴェルク管弦楽団をはじめ、オーケストラ、室内楽で活動中。

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